水の都

ヴェネチアに着いて2日がたちます。当初の予定ではこの街には3日程しかいない予定でしたが、5日程滞在してみようと思いました。この街の雰囲気は忙しいローマやフィレンツェとは違い、時間が止まったように感じます。おとぎの国の絵本を幼少期に読み聞かせてもらうことがありましたが、本当にヴェネチアはおとぎの国の世界に登場しそうな街です。鉄道でヴェネチア本土に入って綺麗な街並みが途端に目の前に現れた瞬間に、ここには少しでも長く滞在したいと思いました。まず、ホテルを見つける為にメインストリートまで行き、場所を尋ねてみましたが、道が複雑すぎてなかなかホテルにたどり着く事が出来ませんでした。やっとホテルにカバンを置いて、街を散歩してみるとまず目に入ったのは水路に浮かぶゴンドラと呼ばれる小さな船があちらこちらに浮かび、それをバックに写真を撮ろうと賑わう観光客です。ヴェネチアでは、タクシーなどのトランスポーテーションが全て水路に浮かぶフェリーか水上タクシーで、水の上に浮いているような街並みは歩いているだけで心が躍ります。それに、入り組んだ道の中にセンスの良い雑貨屋さんが軒を連ね、店のイタリア人と目があう度にチャオと笑顔で挨拶してくれ、中にはこんにちは!と言いながら肩を組んでくる人までいます。イタリア人の国民性がブラブラ散歩しているだけで、感じる事ができます。色々旅してきましたが、散歩するだけでここまで楽しめるのは初めてだと思います。治安もローマと比べ物にならないほど良く、1人で夜道を歩いても怖くありません。
よーし明日はベネチアの観光名所とご飯について書こうと思います。チャオ。